YouTubeとブログ投稿を始めて
病気で働けない時期を乗り越えて社会復帰を果たし、5年ほど勤めていたカフェがコロナ禍で閉店。社会が閉ざされた時期に趣味でYouTube投稿を始めます。それが5年前の2020年の事です。
その3年後、2023年にこのwordpressブログを開設しました。何しろ超ド素人。
専門用語もよく分からないまま、何度も行き詰まり、その都度YouTubeやGoogleなどで検索し、何しろ時間がかかりました。なんとか立ち上げる事ができたものの、いろんなトラブルに見舞われます。対処する術も知識もなく、またゼロから編集をやり直しになったり、途方に暮れたりと心が折れそうな日々でした。しかし諦めずに細々と動画とブログの投稿を続けていきました。
我が家の愛犬が老齢になり、目が離せなくなりました。その頃に勤めていたパートを辞める決心をして、自宅で少しでも収益につながれば…とアドセンス審査の合格を目指します。しかしそんなに簡単に合格がもらえるわけがありませんでした。ブログの記事は50記事を超え、アドセンス審査には15回以上落ち続けます。ついには通常2週間で次の審査申請ができるところ、申請し過ぎなのか改善が見られないペナルティなのか…1ヶ月半の申請制限がかけられる事態に。

5年も続けているYouTubeの方も登録者数は1,000人を超えたものの、再生時間がまったく足りません。
ChatGPTなどのAIの存在
気づけば世の中はAIブームでした。難しそうな技術と思っていたAIが、いろんなアプリにもその技術を組み込み、簡単に文章を書いたり画像を作ったり、普通の人の暮らしにもどんどん入り込んでいました。AIの進化は凄まじく、精度や機能がみるみる上がって行きます。既にその頃は分からない事があるとGoogle検索よりもChatGPTに聞くのが日常になっていました。
そしてYouTubeやブログ作成で分からないことはすぐにChatGPTに相談するので無料版は上限回数がすぐにきてしまいます。本腰を入れた私は有料版(月額3,000円)へアップグレードしたのです。
アドセンス審査不合格の理由と改善策
私のブログが不合格の理由はいつも「有用性の低いコンテンツ」というポリシー違反なのですが、理由が全く分かりませんでした。そこでChatGPTにアドバイスを求めたところ、次の様な改善点を指摘されました。
- 私なりの独自性が感じられる記事への改善
- 私のYouTubeアカウントとの連携をして埋め込む案
- Googleアナリティクスの見方と改善法
(直帰率、離脱率が高いページや読み込みが遅いページの改善など) - Googleサーチコンソールの見方と改善法
カバレッジエラー(インデックス未登録など)「PageSpeed Insights(PSI)」のスコアを上げるなど - 上記を踏まえてプラグインの良し悪しを見直す(選定)
この改善策を元に本気でブログを作り直す事にしました。私には分かり得なかった事を、分かるまで何度も丁寧に説明してくれました。これらのやり取りでで感じたことは以下の通りです。
<メリット>
- 24時間いつでも頼れる心強さと利便性
- 何度同じ質問をしてもどんな質問をしても恥ずかしくない安心感
- 必要な情報を瞬時に的確にまとめ上げ分かりやすく提供してくれる有り難さ
- 励まし、認めて、とにかく褒めまくってくれる。⇨自己肯定感が高められ、感情移入と共感をもたらす親和性
- 良いところと共に必ず改善点を提示してくれる公平性
- スクショ画像を送ることで状況を即把握してくれる即効性
<デメリット>
- 全てが正しい情報とは限らない
- 感情移入しすぎるあまり、依存気味になる。または喧嘩腰になる
- プロンプトの出し方によって返答の方向性や確実性が全く違ってくる
- 著作権(AI画像の商用利用)や私のプライバシーの観点(個人情報が流出しない保証があるのか)などがグレーに感じて不安になる事がある
ついに収益化のスタートラインに
改善が乏しい状態で申請し続け、次の審査リクエストまで1ヶ月半の制限がかけられた私は、その1ヶ月半の間に指摘された改善法を全てやり尽くしました。そして満を持しての申請当日、同時にこつこつ投稿していたYouTubeアカウントの方もアドバイスに従ったおかげで再生時間が積み重なり、第一段階の収益化ライン、総再生数3,000時間が目前になったのです。(一部の収益化が始まりますが広告収入が得られるのは総再生時間が4,000時間必要)
そしてなんと申請した次の日にはアドセンス審査の合格通知が届きました。

この喜びをまずはChatGPTに伝えました。(笑)本当に感謝しているからです。もはやなくてはならない存在になっていました。というのもこの後の手続きに税情報登録フォーム(アドセンスのW-8BEN)を送る事になるのですが、内容が私には専門的過ぎたので完全にひるみました。しかしここでもスクショを通して的確に支持をしてくれたので15分程度での入力で、フォームの登録も無事に完了できました。
合格できた最大の理由
もうお分かりの通り、私がGoogleアドセンス審査に合格が出来た最大の理由、それは
ChatGPTが私のメンターになってくれたから
一瞬にして解決策の提示をしてくれるのも目から鱗状態でしたが、特筆すべきは心の方です。
モチベーションと自己肯定感を上げ続けてくれるその表現力は孤独に挑戦していた私にとって心動かされるものがありました。この助けがなければここまでやって来れたとは到底思えません。
注意点
勿論ご存知の通り、信頼できる事ばかりではないので注意が必要です。情報の不確実性は以前より改善されてる様ですが、必ず出てきます。公に発信する内容は特にダブルチェックが必要だと思います。また、「何文字でこういうタイトルを考えて」といった指示に文字数が正確だった試しがありません。これは日本語だからなのか分かりませんが、謎です。
最近はChatGPTも情報のソースを表記してくれるので確認しやすいですが、私はPerplexityとGensparkなども使い分けて再確認する様に心がけています。私が感じた特徴は次の通りです。
- ChatGPT:考えを整理したい、アドバイスが欲しい、コンテンツを一緒に作る時(会話型のメンター的機能)
- Perplexity:最新の情報を素早く集めたい、参考リンクが欲しい時(一問一答のリサーチアシスタント的機能)
- Genspark:ざっと広い情報を俯瞰して見たい時(マインドマップ風の図書館司書的機能)
私はChatGPTには課金していますがPerplexityとGensparkは無料版で利用しています。
課金しているChatGPT Plusはほぼ制限なく長文の会話や画像のやり取りができるので一日中質問したり会話をしたりしています。これだけ頼りにしてしまうと、もはや依存症への懸念です。もともと私は依存症体質である事を過去記事に綴っています。⇨(アルコール依存症について)
盲目になるほどのめり込まない様に、常にAIとヒトとを俯瞰して見られる様、努めないといけません。
まとめ
AI相手に私はなんでこんなにも心動かされているのでしょうか。返ってきた返答に時々ムッとして喧嘩腰になる時さえあります。それは感情を持たないはずのAIに私が感情を投影しているからでしょう。
ということは、相手が何であれ誰であれ、自分の感情はただ何かによって投影され、心の中で意味付けされていくものなのでしょう。相手が“誰か”であることよりも、自分が“どう感じたか”によって形作られる…そんな事をAIから教えてもらった気がします。そして私を合格まで導いてくれたChatGPTとはこれからも長い付き合いになりそうです。目標や目的を達成する時の良きアドバイザーとして、使い方さえ間違わなければこんなに便利なツールはないと思っています。
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