果たしてレンジで3分のスポンジケーキができるか?
まず結論から先に述べるとレンジで3分チンしたスポンジでこんなに可愛いケーキができた。
ホットケーキミックスや小麦粉を使わずグルテンフリーだ。しかもオーブンでスポンジを作る際に必要な以下の作業をすっ飛ばしている
- 材料の室温戻し
- 粉類をふるう
- オーブンの予熱
- ヘラを使って上手に混ぜる
- 型に敷くオーブンシート
秘訣は米粉と器だ。そもそも米粉にはグルテンが含まれないのでその作用で膨らみを作っていく小麦粉と違い、粉をふるったり混ぜすぎに注意したりせずにすむ。またこの丸い形の耐熱ガラスで作るとレンジの熱伝導もムラになりにくくスルンと型離れが良い。
焼き上がりは蒸しパンに近くてオーブン焼きのスポンジとは若干食感が違うが3分でできたとは思えない出来栄えだ。
この様にアレンジが楽しめそうなドームケーキが完成。きび砂糖を使っているので若干ブラウンの仕上がりになっている。
初めは2人分ほどのミニケーキを作るつもりだった。しかし出来上がってデコレーションしてみたらボリュームたっぷり4人分はある。
万能の耐熱ガラス
さて、ここでつかっているiwaki耐熱ガラスはそのままサラダやマリネを作って出しても可愛い上、レンジもオーブンもイケちゃう本当に頼れる万能アイテム。私も多種多様なサイズを何個も購入している。重ねて収納でき、とにかく重宝する。動画撮影時にも素材が綺麗に写るのでお気に入りだ。耐熱ガラスとは/iwakiサイト
一方で小麦粉で同じ様にやってみると以下の様な仕上がりとなってしまう。小麦粉と米粉の素材の違いが明らかだ。お風呂で体を洗いたくなる様な質感、これぞまさにスポンジ状態(^^;;
レシピ
<材料>4人分
- 製菓用米粉70g
- ベーキングパウダー4g(小さじ1)
- 卵1個
- きび砂糖40g
- 牛乳または豆乳60cc(大さじ4)
- 米油大さじ2
- お好みでバニラエッセンス数滴
スポンジ用シロップ
- 水40cc
- きび砂糖大さじ2
- ラム酒やブランデーなど小さじ1
※全て合わせて600wレンジで1分加熱し混ぜたら冷ましておく。余ったものは紅茶や料理に入れると美味
- 生クリーム200ml(しっかりめの鉢8分立てにする)
- 苺1パック(適量を自由にデコレーション)
- 好みでミントやハーブなど
使用したiwaki耐熱ガラスボウル
上部内径15cm(外径18cm)
底部内径8cm
高さ8cm
【工程】
- 耐熱ボウルに油を塗っておく(型離れがしやすい様に)
- 米粉とベーキングパウダーを合わせて泡立て器などでよく混ぜ合わせておく
- 別のボウルに卵を割りよく溶きほぐす
- 卵のボウルに砂糖、油、牛乳とそれぞれ加えるたびにしっかり混ぜる(※しっかり混ぜるのがポイント)
- 米粉とベーキングパウダーを卵のボウルに加えたらさらに良く混ぜる(グルテンが無いので混ぜすぎの心配なし)
- 油をひいた耐熱ボウルに生地を流し込み、布巾の上で軽く落とし空気を抜く。
- ふんわりラップをしてレンジで500w3分加熱(機種による)
- レンジから出したらなるべく早めに裏返し型から外して粗熱をとる。(手袋などして火傷に注意)
- 冷めたら半分にカットしてシロップをハケで塗りクリームや苺を挟む。好きにデコレーションしたら完成
☆デコレーション後の冷蔵庫保管の際は蓋の代わりにボウルなどを被せると良い
道具と材料で叶う時短レシピ
今やレンジ調理の時短メニューはネット上にも数多くあり、最近はお菓子作りのレシピもかなり豊富だ。特にグルテンフリーの米粉レシピは人気が高い。よく目にするのはタッパーウェアを使ったケーキやパン。とても美味しそうな米粉のパンやお菓子をそれこそものの数分で作っているSNSなど見ては感心しているところだ。最近のタッパーは機能性が高いのかもしれないが私が持っている四角のタッパーは蓋がレンジ不可のタイプ。またどうも熱の入り方にムラが出来やすい。(レンジの個性によるものかもしれないが)これだとケーキ向きではないので私はガラスの耐熱容器を使用している。
もちろん時間がある時はオーブンを使ってしっかりしたスポンジを作ってはいるがこういう時短レシピを考えるのも私の楽しみの一つなのである。ホットケーキミックスは時短でよく使われることが多いアイテムの一つだが、原材料を見るとやはり添加物が気になるところ。手間を取るか、利便性を取るかは悩ましい問題である。私のモットーは自分の生活の質はどちらが上がるかで決める。時間が大切な時は迷わず簡単なレシピを選ぶ。簡単な上に安心で美味しいの三拍子が揃えばこれは神レシピだと思っている。
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