― サイズと具材の工夫 ―
恵方巻きとは|節分に食べる行事食
節分の日に、その年の「恵方(縁起の良い方角)」を向いて食べると福を呼び込むとされている太巻き寿司のことを恵方巻きといいます。
一般的には、切らずに一本丸ごと、無言で食べきると「良縁が切れず福が逃げない」と言われています。
この風習は、商売繁盛や無病息災を願う習わしとして広まり、今では節分を代表する行事食としてすっかり定着しています。
七福神にちなんで、具材を七種類入れるのが良いとされるなど、縁起を大切にした意味合いも込められています。
ただし、恵方巻きの楽しみ方や形に、厳密な決まりがあるわけではありません。
時代や暮らしの変化とともに、具材や作り方も少しずつ自由になり、家庭やお店ごとの工夫が加えられてきました。
そこで今回は、そんな恵方巻きを
「食べる人に合わせて大きさを選べる形」 にアレンジした、やさしい恵方巻きの作り方をご紹介します。
手作りで大きさ選べる恵方巻き
この恵方巻きの最大の特徴は、あらかじめ海苔の大きさを食べる人に合わせてカットしてから巻いていく事で、恵方巻きに包丁を入れずに1本を丸かじりができるアレンジです。
使う具材や海苔の大きさを工夫するだけで、いろんなボリュームの恵方巻きを作ることができます。
市販の恵方巻きはどうも大きくて1本食べ切ることができない方も多いと思います。逆にもっと大きな太巻きにしたい方、また具材を工夫してオリジナルレシピにしたりと、楽しみ方は自由自在です。お好みの大きさで作ってみましょう。

巻き寿司は、巻き簀がなくてもクッキングシートなどでも代用できます。
今回は3サイズの太巻きを、クッキングシートで巻いています。
以下の材料はレギュラーサイズの太巻き3〜4本分(寿司飯や具材の量による)です。他のサイズはここから増減して調整してみてください。
<材料>レギュラーサイズ太巻き約3〜4本分
※ハーフなら6〜7本、ワイドなら2本分ほど
- 米2合
- 米酢大さじ3
- きび砂糖大さじ2
- 塩小さじ1
- 海苔3〜4枚
- 卵4個(だし巻き卵用)
- きゅうり1本
- アボカド1/2個
- サラダ菜 カニカマ適量
- 糠漬け人参適量
- ツナ缶1缶
- マヨネーズ適量
手順
- 炊き上がった温かいご飯2合に上記の2.3.4を加えて混ぜ合わせる
- 好きな具材を準備、下拵えする(だし巻き卵やシーフード、好きな野菜や漬物など)
- クッキングシートの上に海苔を乗せ、薄めに寿司飯を広げる(上下は少し開けておく)
- レタスなどを敷き、具材を順番に並べて、マヨネーズを好みで入れ込んでいく
- 手前から持ち上げ巻いていき。巻き終わりを下にして数分間なじませる。
作り方の詳細はYouTube動画から▶️ 巻き簀がなくても大丈夫
① ハーフサイズ(全形海苔1/2枚)
まずは、最初に海苔を半分にカットしてから巻いていくハーフサイズ。
- 小さなお子さん
- 女性や食が細い方
- いろいろな具材を少しずつ楽しみたい方
こうした方にぴったりのサイズ感です。
ハーフサイズといっても、ご飯の量や具材の種類を調整すると、満足感もきちんとあります。
「恵方巻きを残してしまう罪悪感」がない、とてもやさしいサイズです。
ハーフカットの海苔を横向きに置き、細巻きにしてもいいですが、ここは恵方巻き、7種類の具材を入れて7福神にあやかりたいので縦向きで分厚く巻いていきましょう。

② スタンダードサイズ|定番の全形1枚
次は、もっとも一般的な全形海苔1枚を使ったスタンダードなレギュラーサイズ。
食べ盛りの方や、「せっかくなら行事らしく1本食べたい」という方には、このサイズがちょうど良いかもしれません。
今回のポイントは、同じ具材でもサイズの選択肢があること。レギュラーサイズがあるからこそ、ハーフサイズも、ワイドサイズも活用できます。

③ たっぷりサイズ|(全形海苔1.5枚)
最後は、海苔1枚+1/2枚分を寿司飯を接着剤にして貼り合わせ、1.5枚分にしたワイドサイズ。
- がっつり食べたい方
- イベント感をしっかり出したいとき
- 太巻きの断面を豪華に楽しみたい時
そんな場面では、このサイズが活躍します。
寿司飯を糊代わりにして海苔を貼り合わせることで、長さを足し、極太の仕上がりにしていきます。はみ出すほどたっぷり具材を入れることで、さらにインパクトのある太巻きになります。

サイズや具材を選べることのメリット
市販品だと選択できない様なサイズや具材のアレンジができるのが手作り太巻きの魅力です。
- 酢飯の味や具材をカスタマイズできる
- 好みや体調に合わせられる
- 家族それぞれが「自分の味とサイズ」を選べる
家にある材料や残り物でも気軽に巻いて楽しめるのいいですね!
巻き寿司を上手に巻くコツ
- 海苔の上1cmと下2cmほどには寿司飯をのせない
- 具材が多い時はご飯は薄く、少なめが基本
- 具材は中央よりやや下寄りに配置すると巻きやすい
- 手前の海苔とご飯で具を包み込む時、最初の一巻きできゅっと締めてから転がす
- 海苔の合わせ目を下に向けて置きしばらく馴染ませる
- 巻いてからすぐには切らない
味噌豆乳マヨで作るベジタリアンレシピ
海鮮や肉などを入れるレシピも豪華で美味しいですが、野菜だけの恵方巻きに手作りの味噌豆乳マヨで味付けしたヘルシーレシピもオススメです。
恵方巻きは、彩り、食感、味のバランスを意識すれば、残り物や家にある材料だけでもアレンジ無限で満足のある一本になります。
では、ベジタリアンレシピのご紹介です。

<材料>太巻き4本分
味噌豆乳マヨ
無調整豆乳 50ml
米油などお好きなオイル 150ml
米酢 大さじ1
味噌 大さじ1
蜂蜜 小さじ1
※材料を全て一緒に入れてハンドブレンダーで撹拌するだけです。
お好みの豆乳で大丈夫ですが、大豆固形分が高いほどリッチな仕上がりになります。調整豆乳には砂糖が添加されているので蜂蜜は調整してください。
具材
紫キャベツ1/4個(含む作り置き分)
きゅうり 1/2本
赤ピーマン 1/2個
橙ピーマン 1/2個
人参 1/2本
たくあん 適量
アボカド 1個
サンチュ 8枚
酢飯
米 2合
砂糖 大さじ2
米酢 大さじ3
塩 小さじ1
10種の豆ミックス 一袋 (タンパク質補給)
紫キャベツのラペ
塩揉み用塩 小さじ1/3
リンゴ酢 大さじ1
オリーブ油 大さじ1.5
塩胡椒 少々
※リンゴ酢ではなく米酢や穀物酢の時は蜂蜜を小さじ1ほど加えてください。
人参きんぴら
米油 小さじ2
醤油 小さじ1
酒 小さじ1
みりん 小さじ1
胡麻 適量
※薄味仕上げなのでお好みで調整してください。
フルバージョンの動画はコチラから▶️ 【一本ぺろり!】彩り野菜✖️味噌豆乳マヨの食物繊維たっぷりの太巻き
おわりに
家族が好きな具材で太巻きが作れたら、恵方巻きだけでなく、ひな祭りやお祝い事などの行事食もぐっと華やかになり、家族の笑顔も増えますね。
サイズや具材を調整できるのは、手作りならでは。
行事の枠にとらわれず、日々のごはんとしても楽しめるのも太巻きの良さです。今年の節分は、ぜひ「自分たちにちょうどいいサイズ」で、恵方巻きを楽しんでみてください。


